周囲はエゾマツ・トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、および広葉樹を交えた針広混交林の深い森に覆われている。冬季に渡り鳥の生息地となることから、ラムサール条約登録湿地に登録されている。
火山地域にあるため温泉が沸き、湖南岸には阿寒湖温泉の温泉街がある。遊覧船が出ており、チュウルイ島に渡って、自然の状態のマリモを見ることが出来る。湖畔ではボッケと呼ばれる泥火山が噴出し、硫黄の異臭を周辺に放っている。「ボッケ」はアイヌ語で「煮え立つ」を意味する。また、阿寒湖温泉街の一角には約30戸、120人が暮らすアイヌコタン(アイヌの集落)がある。そこではアイヌの伝統舞踊の公演、アイヌの伝統文化を紹介する資料館、木彫製品などを販売する土産物店などが並んでいる。阿寒湖は、ニジマス、イトウ、イワナ、アメマス、コイなどを対象としたスポーツフィッシングが有名で、冬季には結氷した湖面に穴を開けてのワカサギ釣りも盛んである。また、1920年代に食用に放流されたウチダザリガニが生息している。大きなものは体長20cmほどにもなり「レイクロブスター」と称して販売している。
<時間>年中無休 終日開放
<料金>無料
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